インターネットサービスのコンサルティングなどを手がけるむさしの・オンラインは、法人向けのウェブ会議システムを1時間単位で利用できるASPサービス「Web貸し会議室サービス」を開始した。
NTTアイティが提供するウェブ会議システム「MeetingPlaza」と、むさしの・オンラインが開発した時限利用サーバを組み合わせることで実現した。むさしの・オンラインはこの時限利用サーバに関して、特許を申請中という。
法人向けウェブ会議システムは月額単位の課金で、一定期間の定期契約が必要なことが多い。「たとえ使わない月があっても料金を支払わねばならないのは非効率的」とむさしの・オンライン代表取締役社長の飯島直紀氏は話す。インスタントメッセンジャーのビデオチャットやSkypeなどを使ってウェブ会議をすることもできるが、法人向けの専用サービスの場合、複数人で同時に会話ができ、回線のセキュリティが担保されていることなどが異なるとのことだ。
利用料金は5名までの利用の場合は1時間2100円で、30分延長するごとに1050円がかかる。最大32名まで利用可能という。むさしの・オンラインでは今回のサービスを通じてウェブ会議システムをより多くの人に知ってもらい、最終的には一定期間の定期契約に結びつけたい考えだとしている。