エス・エス・ジェイ(SSJ)は11月2日、NC旋盤の専門メーカーであるミヤノが、同社のERP(統合業務)パッケージ「SuperStream」を導入したことを発表した。
ミヤノは、1929年に東京亀戸で工業用精密ヤスリの工場として創設され、全国17営業所、2つの工場を持つ。9月22日の株式上場を機に、会計システムにおける業務の効率化、最適化を進めている。
ミヤノでは、旧システムの老朽化によるシステムの拡張性の問題や、株式上場で必要となる四半期決算対応などに対応するために、2004年4月ごろから新たな業務システムの検討を開始。2005年1月に以下のシステムの導入を決定した。
- SuperStream-CORE:基幹会計システム
- SuperStream-AP+:支払管理システム
- SuperStream-FA+:固定資産・リース資産管理システム
- SuperStream-PN+:手形管理システム
- SuperStream-field:分散入力システム
- SuperStream-Planning:戦略経営支援システム
SuperStreamの導入により業務の処理スピードが向上し、月次決算は10営業日から5営業日に短縮された。休日対応や残業時間も削減できたという。
また、毎月作成する管理資料の作成時間も、SuperStreamで作成したCSVデータを利用して、従来半日を要していた管理資料の作成が、約1時間で作成できるようになった。さらに、SuperStreamによって、業務の標準化が可能となり、データ入力などが分散され、負荷を大幅に軽減することができたという。