ソリッドギアは11月15日、データ容量2Mバイトの読み出し専用miniSDカード「SG-LSDM-2MB」とmicroSDカード「SG-LSDMC-2MB」を発表した。データ書き込み料金を含め、1枚当たり200円台という低価格で量産可能なため、携帯電話向け広告/宣伝用メディアとして使えるという。SG-LSDM-2MBは11月末、SG-LSDMC-2MBは2007年1月に販売を開始する。
両カードについて、ソリッドギアは「メモリとコントローラを同一チップ上に混載した独自のワンチップLSIと、低コストを追求した実装技術により、200円台という低価格での量産(最低受注ロット数は500枚)を実現した」と説明する。データ容量は2Mバイトで、約120秒のプロモーションビデオや100枚の静止画(QVGAサイズ)を記録できる。著作権管理技術CPRMには対応していない。
ソリッドギアは、「データを受領してから最短48時間で出荷できるため、即時性の高い広告、宣伝コンテンツの掲載に最適」としている。カードを提供するだけでなく、掲載コンテンツの制作、携帯電話向けデータへの変換、配布用パッケージのデザイン、調達、梱包まで、関連するサービスを一括提供する。
今後は、100円台への低価格化と大容量化を図る。ソリッドギアでは、2007年に年間500万枚の販売を目指す。