デルは11月20日、顧客企業のエンタープライズシステム全体を一元化した窓口からサポートする「プラチナプラス」を発表した。
プラチナプラスは、既存サービスである「プラチナ」サービスに新メニューを追加したもの。エンタープライズ・サポートパッケージの最上位サービスとして位置づけられる。
24時間365日の当日4時間プラス対応オンサイトサービスをベースに、プラチナ専任テクニカル・アカウントマネージャー(TAM)による四半期ごとの対応報告書の提出や定期訪問などを標準メニューに追加した。デルの保守サービス管制施設「エンタープライズ コマンドセンター(ECC)」の情報を顧客が参照し、障害対応状況をGoogle Earthによって表示される地図上の色や情報で視覚的に把握できる「ECCリアルタイムトラッキングウィンドウ」も提供する。
プラチナプラスは、システムの安定稼働を実現するために、複数施設にあるシステム環境全体を把握している専任者の設置、IT環境改善のための定期的な障害分析レポートなど、高品質のサポートを求めるユーザー企業の声に応えたものだ。将来的には、プラチナ専任TAM全員がITILを取得して、業界標準プロセスにのっとったサービスを提供することを目指している。
対象機種は、PowerEdgeサーバ、PowerEdge SCサーバ、PowerVault/Dell|EMCのストレージ製品であり、対象となる企業は、PowerEdgeサーバやPowerVault/Dell|EMC製品を合計50台上運用している企業としている。