デルは9月12日、VMware製品のOEM販売を開始したと発表した。ハードウェア製品、サービス、サポートを組み合わせた仮想化ソリューションを本格提供する。
デルは、エンタープライズ向けVMware製品を、認定ハードウェアのPowerEdgeサーバ群と合わせてOEM販売を開始するほか、仮想化ソフト「VMware Infrastructure 3」、仮想化管理ツール「VMware VirtualCenter 2.0」に対応した仮想化環境構築サービスを提供する。さらに、VMware認定技術者の増員によるサポート体制の強化、およびデル・プロフェッショナル・ラーニング・サービスによるトレーニングを提供する。
VMware製品は、IAサーバ上で仮想化を実現する業界標準のソフトウェアであり、複数台の物理サーバを仮想マシンとして統合するインフラストラクチャを提供するため、運用コストを低減できる。また、サーバ統合・運用の最適化を実現するとともに、業界標準技術をベースに最適なコストパフォーマンスと拡張性を実現するデルの「スケーラブル・エンタープライズ」にも最適としている。
今後は、日本国内での技術検証を終えた組み合わせから順次「推奨構成モデル」を提供する。特にVMware Infrastructure 3のエンタープライズ版を中心に、第9世代PowerEdgeサーバとDell EMC CX-3およびAXストレージシステムを組み合わせ、最適な構成パターンを推奨構成モデルとして確立し、VMotionやVMware High Availability、VMware Distributed Resource Schedulerなどの高可用性を実現するエンタープライズ向け仮想化システムの導入を支援していく計画だ。