NEC(矢野薫社長)は、中堅企業向けERP(統合基幹業務システム)「EXPLANNER」で、物流業務向けパッケージを新たに追加した。生産や販売から物流業務までの業務の効率化を支援する国内初の中堅企業向けERPパッケージとなる。
今回の事業強化では、製造業・卸小売業などの物流業務を効率化する「EXPLANNER/Lg」、承認や伝票処理などのワークフローを迅速化する「EXPLANNER/FL」を新たにパッケージ化した。
「EXPLANNER/Lg」は、販売管理や生産管理と連携し、強固なSCM(サプライチェーン・マネージメント)システムの構築が低コストできる。また、作業進捗の「見える化」や物流業務のABC分析の機能を搭載する。価格は400万円から。
「EXPLANNER/FL」は、ワークフローをウェブ画面で簡単に設計できるほか、販売・会計・人事など業務システム間に必要な承認機能を効率的に構築できるのが特徴。価格は240万円から。
NECでは、売り上げ規模50億以下の中小企業への販売強化に向け、パートナー企業が持つ基幹業務パッケージを「EXPLANNER スマートシリーズ」として販売を開始した。
第1弾として、エクス製の組み立て製造業向け生産管理パッケージ「Factory−ONE電脳工場」、日本事務器製の食品製造業・卸業向け生産管理パッケージ「CORE Plus qbic Food」、日本システムウエア製の倉庫管理パッケージ「ORBIS-IV」をラインアップ。品揃えは今後順次拡充する。
さらに、基幹業務を強化・補完するパッケージ「EXPLANNERプラスシリーズ」も販売した。第1弾として、プロシップ製パッケージ「ProPlus固定資産シリーズ」、中部日本電気ソフトウェア製勤怠管理パッケージ「FACTORY HELPER」、バイナル製輸出入貿易業務管理パッケージ「TOSS シリーズ」、アスプローバのスケジュール管理パッケージ「Asprova」、Ebaseの食品業界向け商品情報管理データベース「FOODSeBASE」など18種をラインアップ。「EXPLANNERプラスシリーズ」でも品揃えを今後拡充していく。
NEC=http://www.nec.co.jp/
「EXPLANNERシリーズ」=http://www.nec.co.jp/explanner/