コンプライアンス関連IT予算、46.2%の企業が増額の見込み--IDC調査

目黒譲二 2007年01月18日 19時24分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 IDC Japanはこのほど、2006年10月に国内の主要企業180社を対象に実施した、コンプライアンス(法制対応)に関する調査結果を発表した。

 調査によると、2007年のコンプライアンス関連IT予算について、46.2%の企業が増額を見込んでおり、「20%以上増額」と回答した企業が34.5%を占めていることが明らかになった。

 コンプライアンスの推進組織については、チーフコンプライアンスオフィサー(CCO:全社レベルのコンプライアンス統括最高責任者)を置いている企業は42.8%にとどまり、組織体制の整備と人材の育成・確保が当面の課題となっている。

 コンプライアンスインフラストラクチャについては、「セキュリティソフトウェア」「情報/データ管理ソフトウェア」「ストレージソフトウェア」など基盤系ソフトウェアの導入は進んでいるものの、「コンテンツ管理ツール」「情報アクセス/デリバリーソフトウェア」などの導入は遅れている。

 また、ガバナンス/リスク/コンプライアンス(Governance Risk Compliance:GRC)管理ソリューションでは、財務連結/報告ソリューションの導入が進んでいる反面、その他のGRC管理ソリューションの導入は遅れており、人手と紙に依存したコンプライアンス業務プロセスの自動化が、今後のIT利活用の鍵となるとしている。

 IDC JapanのITスペンディングリサーチマネージャーである笹原英司氏は、「一つの法制度ごとにソリューションを導入していくと、コンプライアンスのための情報システムがスパゲティ状態となり、逆に企業の経営リスクを増幅しかねない。ITベンダーは、共通の機能コンポーネントやビジネスサービスから成るモジュールを組み合わせることによって、ITの有効性や効率性を引き出すことができる包括的なコンプライアンスソリューションを提供すべき」と述べている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
運用管理

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
セキュリティの論点
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]