日本ヒューレット・パッカード(日本HP)と三菱電機は2月6日、拠点間のファイル共有をインターネット経由で安全に行うソフト「HP IceWall QFS - DROSY連携ソリューション」を発表した。2月7日に受注を開始する。税込み価格は1050万円から。
同ソフトは、日本HPのファイルサーバソフト「HP IceWall Quick File Store(QFS)」と、三菱電機のファイル保護ソフト「MistyGuard<DROSY Enterprise Edition>」を連携させたソリューション製品。ファイルにアクセスできるユーザーを限定しつつ、インターネットを介したファイルの共同編集を可能とする。
HP IceWall QFSは、遠隔ファイル管理/編集プロトコルのWebDAVに対応しており、拠点間のファイルサーバ共用が容易に行えるという。DROSYは、ファイルを暗号化して保存したうえで、閲覧や編集、コピー、保存、印刷、閲覧期限などの利用権限をサーバで一元管理するソフト。Winnyなどのファイル共有ソフトでファイルが外部に流出しても、情報の漏えいを防止できる。
拠点間の安全なファイル共有を実現するほか、以下の機能を提供する。
- 複数サーバの存在を意識せずファイル操作が行える閲覧編集用ウィンドウ
- ファイルに編集者名やコメントを付加する簡易文書管理機能
- ファイルの所在情報をメールに添付しネットワークの負荷を軽減する機能
- ファイル操作履歴の取得機能
日本HPと三菱電機では、3年間で100システムの販売を目指す。