センドメールは2月7日、DoSやDDoS、「DHA(Direct Harvesting Attacks、アドレスハーベスティング攻撃)」などの脅威からメールシステムを守るメールゲートウェイフィルタの最新版「Mailstream Flow Control 2.0」を発表した。
Mailstream Flow Controlは、特定ホストからの異常な接続を検知して、自動的に接続拒否、通数制限、接続数の制限などをゲートウェイで制御する製品。新版では、スパム(迷惑メール)フィルタベンダが提供するIPアドレスベースのレピュテーションデータにもとづきフィルタリングする機能などが追加された。
また、外部からの攻撃を検知すると、Mailstream Flow Controlからファイアウォールを制御する機能を追加することで、状況に応じてファイアウォールで攻撃を遮断することが可能となり、ネットワーク全体の安全性が向上させている。
センドメールでは、今回のMailstream Flow Control 2.0と、2006年に発売した送信ドメイン認証に対応した最新版メール配信サーバである「Mailstream Switch MTA 3.2」とを組み合わせ、メールゲートウェイソリューション「Mailstream Gurdian」として、販売パートナー経由で2月15日から提供開始し、Mailstream Gurdianソリューションとして初年度30システムの販売を予定している。
稼働環境は、Solaris 8/9/10、RedHat Linux Advanced Server 3.0 /4.0、SUSE Linux Enterprise Server 8/9。価格はオープン。2月15日から販売活動を開始し、3月1日に出荷する予定。
なお、DHAとは、生成した何千ものメールアドレスをドメインに送信し、組織から有効なメールアドレスを不正に収集し、スパム送信用にリストを作成すること。