LANDesk Softwareは2月8日、2007年の戦略についてプレス向けに紹介する説明会を開催した。同社は2006年9月に、Avocentとの合併を発表しており、現在ではAvocentグループとしてビジネスを展開している。
AvocentのLANDesk部門担当ゼネラルマネジャー、Steve Daly氏は、まずAvocentによるLANDeskの買収について「完全なIT環境の一元管理を実現すること、あらゆるITプラットフォームをサポートできること、インバウンド/アウトバウンドのシステム管理、各スタックにおける管理ソリューションの提供が主な目的だった」と話す。
「過去2年、AvocentはLANDeskのISVパートナープログラムに参加していたので、LANDeskのことは良く知っていた。2つの会社に強力な協業関係があったのはもちろん、製品戦略上の融和性や補完性も十分だった。なにより、2つの会社は共通の目的を持っていた」(Daly氏)
同氏が言う共通の目的とは“あるあらゆるプラットフォームをひとつのコンソールで管理したい”という両社の方向性だ。データセンターセンターを集中管理するソリューションを提供するAvocentと、デスクトップ環境を集中管理するソリューションを提供するLANDeskが統合されることで、データセンターからサーバ/クライアント、そしてハンドヘルドデバイスまで、あらゆる環境の一元管理が可能になる。
Daly氏は、「相乗効果により市場における好位置を持続させるのはもちろん、さらなる急成長を実現したい。LANDeskは、今後も独立事業部門として運営していくが、既存のLANDesk戦略を加速させると共に、人材やマーケティング、エンジニアリングなどに対する投資を継続していく」と話す。