日本は他の地域より高い成長率を期待
2007年の目標としては、チャネル販売の拡大とOEMの成長を維持することで、対前年比25%増の売り上げと14%の営業利益を目指している。特に、2007年7月に発表を予定している両社の統合製品などの新製品の売り上げを8%以上にしたいとしている。

Daly氏は、「今後は、サービス指向管理のリーダーとしての認知度を高めていきたい。そのために、第1四半期中に新しいメッセージを発表し、年末までには統合後のAvocentとしてのメッセージを発信したい。こうした取り組みにより2008年には、サービス指向管理がビジネスの中心になるだろう」と話している。
また日本市場について、LANDeskのアジア太平洋地域&中南米セールス担当バイスプレジデントであるRon Gibboms氏は、「日本市場は、LANDeskにとっても重要な市場。他の地域より、さらに高い成長率を期待している。日本で成長を維持できるのは、日本にあった製品やサービスを提供することに“フォーカス”したことと、日本のパートナーと販売体制を確立するという“熱意”によるものだ。また、日本に必要な投資を今後も継続していく」と話す。

日本市場向けの投資について、LANDeskの代表取締役社長、今井幹夫氏は、「日本市場への投資は、2つの側面がある。まず、人材、特に営業担当者やサポート担当者の増員を行っていくのはもちろん、パートナープログラムの強化など、日本法人への直接的な投資を行うこと。また、地域ごとのニーズを理解し、製品に反映できる担当者が必要であり、日本市場のニーズを理解できる担当者を採用するなど、本社側でも日本市場向けの投資を行っていくことだ」と話している。