特長的なのは、戦略経営支援システム「SuperStream-Planning」により、さまざまな切り口による分析/加工(予算作成や配賦シミュレーション、キャッシュフローの作成など)を実現していること。
「管理部門情報をオープン化して、意思決定リソースへの活用と、現場の管理機能の制御と発展を可能にする」と神谷氏。同製品は、製造業、サービス業、流通業をバランスよくカバーしている。
また、SOLVitとSuperStream-COREシリーズに共通機能があることも、連携によりユーザーがシステム運用上のメリットを教授できるポイントとなる。共通する主な機能は、次の2つ。
- 債券管理(債券計上、決済、入金予定、最無残高)
- 支払管理(債券計上、決済、支払予定、ファームバンキング)
「両者に共通する機能が付いていることにより、販売など現場部門でも会計を意識するようになる。また、ユーザーの運用都合によるシステムの選択が可能であり、さらに必要に応じて同時管理も実現可能」(神谷氏)
スーパーインターフェース機能使って連携
次に神谷氏は、SOLVitとSuperStreamの連携概要について、次のように説明した。
「まず、SOLVit側では、7種類のマスタ(得意先、仕入先、商品、部門、仕訳辞書マスタ、勘定科目、補助科目)を使って、売上計上、仕入計上、入金計上、支払計上の4種類の仕訳を行う。さまざまな業務/業態によって、さまざまな仕訳が発生するが、その対応を、仕訳辞書マスタで実行している。販売部門や、プロジェクト型業務部門などで発生する各種データについて仕訳辞書を参照し、リアルタイムで会社仕訳データ(Excel形式)を作成する」(神谷氏)また、会社仕訳データが作成されると、スーパーインターフェース機能(マッピング)使って、SuperStream側にデータを取り込む準備を行う。スーパーインターフェース機能は、他システムのデータをそのまま設定できるほか、定数を設定、他システムのデータに基づいて変換データを設定、SuperStream-COREシリーズのマスタデータを設定、演算結果を設定という5つの設定機能を搭載する。
「SuperStreamは、複数の簿記種類に対応するため、取り込めるデータはすべて用意する。SuperStream側のマスタチェックに問題がなければ、各種会計データが作成される。SOLViTとSuperStreamの連携は、まさにMIJSの狙いに沿うものだ」(同氏)
神谷氏は、公演中にSOLVitとSuperStreamによる連携のデモンストレーションも行って見せた。