NECは2月13日、検索キーワードを入力することなく、提示される選択肢を選ぶだけで必要な情報を見つけられる情報ナビゲーションシステムを発表した。NECでは「携帯電話やカーナビなどの端末では、面倒なキーワード入力なしに簡単に必要な情報にアクセスできるシステムが実現できる」としている。
このシステムは、検索対象コンテンツのカテゴリやキーワード分布、検索実行時のユーザーの状況、ユーザーの検索履歴といった情報にもとづき、着目すべきキーワードを自動的に抽出して選択肢として提示する。選択肢のキーワードが選ばれると、情報を絞り込むための選択肢を新たに提示し、目的の情報までユーザーを導く。
NECは、同システムの技術をナレッジマネジメントシステム、ECサイト、情報検索ポータルなどに適用していく予定で、実際に「グルメ情報検索システム」と「コンタクトセンター業務サポートシステム」を開発した。
特に、このコンタクトセンター業務サポートシステムは、現在NECフィールディングの障害事例検索業務への適用実験を進めており、2007年度からの実運用に向けた技術改良に取り組んでいるという。