「Office 2007」に脆弱性--セキュリティ専門家が早速警告

文:Dawn Kawamoto(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2007年02月26日 11時33分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 MicrosoftはOffice 2007をこれまでになく安全なものにしようと努力してきたが、それにも関わらず、研究者から「非常に重大な」なセキュリティ脆弱性が発表された。

 Office 2007が一般発売されたのはたったの4週間前。MicrosoftはSecurity Development Lifecycle(セキュリティ開発ライフサイクル:SDL)の一環としてソフトウェアのコード検査を行い、攻撃者による高度な脆弱性探しに耐える設計を施していた。

 しかし、このたびeEye Digital Securityの研究者がMicrosoft Office Publisher 2007のファイルフォーマットに脆弱性を発見した。悪用された場合、外部からローカルマシン上でコードを実行される危険がある。

 eEyeの最高経営責任者(CEO)Ross Brown氏は「(Office 2007発売後)こんなに早く脆弱性が見つかったこと、それがコアプロダクトの脆弱性であったことに驚いている」と述べた。

 同氏によると、攻撃者は悪意あるPublisherファイルを作成可能であるという。ファイルを開くと感染し、リモートから攻撃可能な状態になる。

 eEyeの研究者はごく普通のコード検査手順で脆弱性を発見したと、Brown氏は付け加えた。同氏は、Microsoftがコード検査が不十分だったか、人手が足りていなかったのではないかと指摘した。

 一方Microsoftは、Publisher 2007に脆弱性がある可能性を指摘したeEyeの報告について調査中であり、必要があればユーザーに追加情報を提供するとした。

 Microsoftの経営陣は最近、インターネットに接続されるデバイスが増えているため、セキュリティ問題は今後も重要な課題になるだろうと述べている。

 eEyeによると、Publisher 2007の脆弱性を悪用するコードが出回っているとの報告はないという。攻撃者はより広く普及したソフトウェアを狙う傾向があることから、Office 2007の売れ行きを考えると、今回の脆弱性はあまり見向きされないだろうという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
セキュリティ

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算