サイバーソリューションズ(秋田健太郎社長)は3月13日、メール監査システム「MailBase(メールベース)」の大規模企業向けASPサービス「MailBase F-Class(メールベース エフクラス)」の提供を4月1日から開始すると発表した。
「MailBase」は、企業内外で送受信されるすべての電子メールデータをアーカイブ(保存)し、万一の場合には保存してあるメールデータを瞬時に検索できるメール監査システム。
「MailBase F-Class」では、この「MailBase」をインターネットデータセンター(iDC)内に設置する顧客ごとの専用ラック内の専用サーバーに構築。顧客サイトにあるメール・サーバーから、エージェント経由ですべての送受信メールをセキュアなPoint-to-Point接続のイーサネットサービスを介してレプリケーション(複製)し、テラバイトクラスの大型ストレージに改ざん不可能な形で長期間保存する。
ユーザーは、安全な高速回線経由でiDCにある顧客専用のMailBaseサーバーにアクセスし、保存してある送受信メールから必要なメールを高速検索することでメール監査が行える。MailBaseの保守については、24時間365日のサポートを行う。
なお、システム運用では、信頼性、安全性の高いKVH東京データセンターを基盤とする「KVH ITマネジメント・サービス」と「KVH Ether-MAN Plus」を採用。メールデータを保存するストレージには、ネットワーク・アプライアンス(NetApp)製の大型ストレージとストレージの改ざんを防止する機能「SnapLock」をベースとした「KVHマネージド・ストレージ・サービス」を採用した。価格は環境や地域によって異なるが、目安は初期費用が120万円から、月額費用は100万円から。