TISは3月19日、グループウェアの各種情報とモバイル端末を同期できる法人向けASP型サービス「SynCube」を4月16日に開始すると発表した。異なる通信キャリアおよび端末の混在が可能な、国内初のモバイル同期サービスという。
SynCubeを利用すると、グループウェアの予定表、アドレス帳、ToDoリスト、メモを、携帯電話やスマートフォンなどのモバイル端末と同期できる。グループウェア経由のメール送受信も行える。ASP型サービスなので、初期投資と管理/運用コストを抑えられる。
インテリシンクのデータ同期プラットフォーム「Intellisync Mobile Suite」をベースとしており、複数の通信キャリアと契約していてもサービス利用が可能。遠隔操作で端末の情報を削除できるため、端末紛失時の情報漏えいを防止できる。
対応するグループウェアは、Lotus Notes/Domino R6からR7、Microsoft Exchange Server 2000および2003。利用可能なモバイル端末は、Willcom W-ZERO3、同W-ZERO3[es]、Softbank 702NK II、同X01HTなどWindows MobileまたはSymbian OSを搭載する機種となる。
価格は、初期費用が5万円から、月額費用が1ユーザー当たり1800円。TISでは、今後3年間でのべ約10万ユーザーの獲得を目指す。