サン・マイクロシステムズは3月27日、ウェブサーバの最新版「Sun Java System Web Server 7.0 日本語版」の販売を開始した。価格は、1ソケット当たり24万2000円とする。
最新版では、従来のRSA公開鍵暗号に加えて楕円曲線暗号公開鍵方式の利用が可能となった。この方式は、RSA公開鍵暗号に比べ短い鍵長で同等のセキュリティレベルを確保できるという。サンでは「より少ないリソースでセキュリティを強化することができ、特にメモリやパワーの小さな携帯電話のようなモバイル機器でも、公開鍵暗号を使ったセキュリティレベルの高いソリューションを提供可能」としている。
また、Solaris環境下では64bitで稼動するとともに、UltraSPARC T1プロセッサへの最適化も行われている。さらに、サービス拒否(DoS)攻撃対策の改善、IETF XMLデジタル証明書の発行、W3C XML暗号化、プライバシ処理仕様P3Pへの対応、WebDAVアクセスコントロールの対応、LDAP auth-dbの改善、失効デジタル証明書リスト(CRL)の動的適用など、セキュリティ機能の強化も図った。
対応OSは、Solaris、Windows、Red Hat Linux、SUSE Linux、HP-UXとなる。