3D仮想世界の「Second Life」を運営するLindenLabは、オンデマンドビジネスソフトウェアのNetSuiteを導入したと発表した。バックエンドの業務プロセスを管理するためのソリューションを採用しており、今後NetSuiteのCRM機能の導入も進める。
Linden Labの最高財務責任者 John Zdanowski氏は、「Second Lifeはこの12カ月でほぼ7倍の規模に拡大した。この急成長を支えるために、より優れた財務会計のシステムが必要となった」と述べている。同社がNetSuiteを導入した理由は、導入スピードの早さや、個別に導入しているERPとCRMのアプリケーションを統合したシステムに置き換えられる能力にあるという。
Linden Labは、NetSuiteのソリューションプロバイダであるSkyytek WorldwideからNetSuiteを購入した。Skyytekの統合化トランザクションプロセッサ「SkyyTran」を利用し、会計業務の移行、NetSuiteとバックエンドシステムの統合、ペーパーレス会計支払い手続きの導入など会計関連処理の枠組みの再構築を60日以内で完了した。