編集部からのお知らせ
New! 記事まとめ「ISMAP-LIU」
話題の記事まとめ「通信障害と社会リスク」

ネットスイート、SaaSのカスタマイズ環境を提供開始--セールスフォースのApexに対抗

藤本京子(編集部)

2006-11-17 20:23

 ネットスイートは11月17日、同社のオンデマンドソフトウェア「NetSuite」をカスタマイズするためのプラットフォーム、「SuiteFlex」を発表した。同日より、NetSuiteのCRMおよびCRM+製品の日本語版で利用可能となる。

 SuiteFlexを利用することで、「既存のビジネスプロセスをカスタマイズできるだけでなく、全く新しいプロセスも作成できる。また、NetSuite上で稼働する新しいアプリケーションの開発も可能だ」と、NetSuite インターナショナル プロダクトマネジメント シニアディレクターのCraig Sullivan氏は説明する。

Sullivan氏 SuiteFlexについて説明するSullivan氏

 SuiteFlexには、NetSuite内に新しいアプリケーションが構築できる「SuiteBuilder」、NetSuiteを外部システムに拡張できる「SuiteTalk」、業務プロセスをカスタマイズできる「SuiteScript」の3つのコンポーネントが含まれている。

 SuiteBuilderは、NetSuite内のパーソナル化や設定、業種対応カスタマイゼーションなど全ての機能がシステム内で管理できるツールだ。コードを書く必要はなく、クリックのみで操作できる。

 SuiteTalkは、業界標準のWebサービスAPIであるSOAPにより、NetSuiteの機能を外部システムやサードパーティー製のアプリケーションに拡張できる。SOAPをサポートしていれば言語やプラットフォームは問わないため、例えばJavaやMicrosoft .NETなどの環境下でNetSuiteのビジネスオブジェクトを生成できる。

 SuiteScriptは、JavaScriptベースのプログラミング言語だ。カスタムデータテーブルやフォーム、プロセス検証、タブなど、新たなプロセスをNetSuite内に構築できる。

 SaaSに向けた言語およびプラットフォームとしては、NetSuiteの競合であるSalesforce.comも「Apex」として提供している。Sullivan氏は、SuiteFlexとApexの違いについて、「SalesforceのアーキテクチャはCRMのデータオブジェクトしかサポートしておらず、例えば財務管理など他のシステムと連携させることが困難だ。SuiteFlexでは、ERPなどのオブジェクトにも対応しているのでシステム統合が容易となる。SuiteFlexは、新しいビジネスプロセスやワークフローの追加や変更にも対応している点が特徴だ」と話す。

 SuiteFlexによるカスタマイズは、NetSuiteのアップグレードの際にも継承できる。利用者が独自にカスタマイズできるのはもちろん、今後はパートナーを通じて業種別のカスタマイズパッケージも提供する予定だ。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    SASEのすべてを1冊で理解、ユースケース、ネットワーキング機能、セキュリティ機能、10の利点

  2. 運用管理

    ノーツを蘇らせた老舗メーカーの取り組み―Nomadの活用で働き方が変わり生産性・従業員満足度が向上

  3. 経営

    二人の先駆者が語る経営×IT--デジタル活用・DX推進のリーダーが握る企業競争力

  4. 経営

    3人の識者による金言・アドバイス--時代に負けない骨太な組織作りへの道

  5. コミュニケーション

    日本企業が利用する代表的なグループウェアを徹底比較―グループウェア選定のポイントとは?

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]