物産ネットワークスは、米A10 Networksが開発した高速アプリケーションアクセラレーションスイッチ「AXシリーズ」の販売を4月16日に開始した。
AXシリーズでは、専用ハードウェアと、AXシリーズ専用に開発されたA10 Networksの独自OS「Advance Core Operating System (ACOS)」により、アプリケーションの応答時間、可用性、セキュリティを向上させ、アプリケーションを構成するサーバファームの処理容量を増加させることが可能という。
独自OSである「ACOS」は、AXシリーズに搭載された複数のプロセッサによる完全な並列処理をコントロールし、処理能力を最大限に引き出すという。また「aRule」と呼ばれるスクリプト言語をACOS上で実行でき、管理者は最大のパフォーマンスを維持しつつ、柔軟で細かなトラフィック処理制御が可能という。同社発表では、最大でアプリケーションの応答時間を8倍、サーバの処理能力を10倍に向上させることが可能としている。
また、今後さらに増加が予想されるSSLトラフィックに対応するため、AXシリーズの全モデルにSSL処理専用のASICを搭載。ACOSと併用することで、SSLアクセラレーション能力をさらに向上できる。
物産ネットワークスでは、AXシリーズの各製品により、ウェブアプリケーションの増加、企業内システムのアウトソース、WAN経由でのアプリケーションアクセスなどによって生ずる、アプリケーションスイッチに対する多様なニーズに対応するという。
AXシリーズの価格は459万9000円より。