オーリック・システムズは4月16日、ウェブアクセス解析ソフト「Advanced Analytic Module」を発表した。4月26日に販売を始める。出荷開始は5月8日の予定。税別価格は900万円からとする。
Advanced Analytic Moduleは、オーリックがパケットキャプチャ型ウェブ解析ソフトRTmetricsのオプションとして提供するソフト製品。RTmetricsは、通信パケットを取得して解析することから、ログ解析では困難な「リアルタイム解析」「複数サイト間の行動解析」「POSTデータ解析」などが実行可能という。さらに、ユーザーの識別情報の取得が難しい携帯電話向けサイトでも、特殊なアプリケーション開発やサイト変更を実施することなく、アクセス解析できる。
Advanced Analytic Moduleについて、オーリックは「ウェブサイトを訪れるすべてのユーザー行動情報を効率よく蓄積することで、従来型のウェブアクセス解析とは異なるアプローチのユーザー解析を可能とする」としている。たとえば、入口ページと想定していないウェブページから流入したユーザーの行動パターンを把握できるなど、「運営側が想定していなかったユーザーについても、再来訪の解析、コンバージョンに対する解析、傾向分析が可能」(同社)。
オーリックがAdvanced Analytic ModuleのAPIを公開していることから、同API経由でCRMやERPなどの外部システムとも連携できる。企業では、企業情報ポータル(EIP)への組み込みや、独自レポートの作成などが行える。