マイクロソフトは4月23日、企業におけるWindows Vistaの導入を支援するコンサルティングパートナー制度「Microsoftコンサルティング エクスプレス Windows Vista概要設計」パッケージを発表した。同日より提供開始する。
すでに同社では、2007年2月末よりVista導入のためのツールとして、「Microsoft Solution Accelerator for Business Desktop Deployment 2007」「Microsoft Application Compatibility Toolkit 5.0」「Windows Vista Hardware Assessment 1.0」「Volume Activation Management Tool」「Key Management Service for Windows Server 2003」「Virtual PC 2007」の6種類を提供しているが、今回のパッケージでVistaの企業内への本格導入を推進する。
Windows Vista概要設計パッケージは、システムインテグレーターがWindows Vistaを企業内で展開する際に検討が必要な設計項目を中心に、設計のポイントなどを理解してもらうため、マイクロソフト コンサルティングサービス(MCS)のコンサルタントのノウハウをドキュメント化し、エンジニアを育成するための研修を提供するというもの。Active DirectoryとWindows Vistaとの相互利用効果を高めるための考慮点や、クライアントをセキュアに保つための方策などにも焦点を当て、効率的にVistaの設計ができるよう支援する。
同パッケージを利用するには、事前に「Active Director概要設計パッケージ」を保有している必要がある。これは、Windows Vista概要設計パッケージと同様のサービスをActive Directory向けに提供するものだ。
Windows Vista概要設計パッケージの認定研修料金は、1名につき50万円(税抜き)。同パッケージを利用するエンジニアは、「Microsoft認定コンサルタント」として育成される。
既にWindows Vista概要設計パッケージを取得し、Microsoft認定コンサルタントを有しているシステムインテグレーターは、伊藤忠テクノソリューションズ、インテック、ウチダスペクトラム、大塚商会、キヤノンマーケティングジャパン、日本ビジネスコンピューター、日立システムアンドサービス、三菱電機インフォメーションテクノロジー、三菱電機ビジネスシステム、ラックの10社となる。