ユニアデックスなど、Linux障害発生時のメッセージ検索システムを公開

CNET Japan Staff

2007-04-25 20:36

 ユニアデックスは4月25日、Linuxの障害発生時に出力される警告や障害メッセージの意味、対処方法などをネット上で検索・参照できるメッセージマニュアル・データベース・システム「OSSメッセージペディア」を公開した。日立製作所、ミラクル・リナックスと共同で作成した。

 同システムでは、ユーザーが出力したエラーメッセージなどを所定の欄に入力することで、その意味や状態の解説、対処方法などを即座に知ることができ、効率の良い障害対応が可能になるという。

 照会できるメッセージマニュアルには、サポート部門に報告されている警告や障害メッセージや、システムログに蓄積されることの多い警告や障害メッセージが含まれ、Linuxカーネルのソースコード解析に基づいて、その意味、状態、対処方法などを記述した内容が収容されている。

 Linuxには、メインフレームやUNIXでは一般的に標準提供されているメッセージマニュアルが存在しない。ユーザーは、障害発生時にエラーメッセージが出力されていても、その意味、対処方法が分からないという課題を抱えている。

 一方、システムインテグレーターやサポートサービス提供企業にとっては、障害対応時に出力されるメッセージをソースコードレベルで調査するしかなく、技術者も業界全体で慢性的に不足しており、その対応には時間がかかるという現状にある。同社では、こうした課題に対応するためにOSSメッセージペディアを開発したと説明している。

 今回、OSSメッセージペディアに収容したメッセージマニュアルは、改変、複製、再配布が自由なオープンソース形式のドキュメントライセンスである「GFDL(GNU Free Documentation License)」で公開している。技術者は、メッセージの意味や対処方法の加筆・修正を自由に行える。加筆・修正を行うメンバーを業界全体から広く集めることでコンテンツの充実を図っていくとしている。

 また、今回はLinuxカーネルメッセージに関連するだけが収容されているが、今後Linuxカーネル以外にも複数のオープンソースソフトウェア(OSS)プロダクト、バージョン、各国語にも対応可能となっているという。

 同社は今後、OSSメッセージペディア自体のプログラム・ソースコードを、OSSの開発者支援サイトである「SourceForge.net」に公開することで、プログラムのダウンロードが可能になるという。また、開発に参加したい技術者が、開発プロジェクトに参加可能となる環境を整える予定としている。なお、ライセンスはGPL(The GNU General Public License)を採用する予定だ。

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