日本ユニシス、日本ユニシス・ソリューション、およびユニアデックスは3月15日、オープンソースソフトウェア(OSS)を活用したミッションクリティカルシステム向けのシステム構築・サポートサービスを強化すると発表した。
日本ユニシスグループは、メインフレームによるシステム開発ノウハウを生かし、Linux/OSS/Java EEをWindows/.NETと並ぶ成長路線の2本柱と位置付け、ミッションクリティカル分野向けサービス体制を強化する。
今回のサービス提供にあたり3社は、OSS-COE(OSS Center of Excellence)を新たに設立する。OSS-COEは、利用技術の蓄積と活用、ミッションクリティカルシステム向けOSSプロダクトの開発を担い、OSSを基盤とするビジネスを推進する。
今後OSS関連で強化する商品について(1)MIDMOST for Java EE、(2)AtlasBase、(3)NewDB――の3つを挙げている。
(1)は同社が独自に開発したミドルソフトウェアをJavaに対応させたものであり、5月に提供予定としている。(2)は同社グループで利用技術を蓄積したシステム開発基盤のコンセプトであり、6月に提供予定。(3)は、米Unisysと共同開発しているOSSのデータベースだ。
2年後までにOSS関連技術者を計1500人に増強する。売上高では3年後に、OSS関連事業で300億円規模を目指すとしている。