フラクタリストは5月9日、ネットワークを通じた組み込み機器連携サービスの市場獲得のため、組み込みシステム開発のウェルビーンと業務提携し、共同でプロモーション活動を行うと発表した。
今回の提携により、ウェルビーンは、フラクタリストが開発した、セキュアに通信するための機器連携用ソフトウェア「NomadicNode」の販売代理を行う。また、両社でNomadicNodeに関連したシステム開発業務を行える体制を構築する。
あわせて、エアコン、センサー、工業機械といったレガシーな機器をTCP/IPプロトコルでLAN接続するための小型LAN-シリアル変換デバイスサーバ「XPort」や、IPセットトップボックスなど、ウェルビーンの持つさまざまなハードウェアにNomadicNodeを搭載し、工場やビルでのリモート監視および遠隔制御システムや、ユーザー間でのファイル共有やテレビ電話システムを実現するとしている。
通信ソフトウェア関連製品開発および販売後の技術サポートはフラクタリストが、ハードウェア関連製品開発および関連システム開発業務はウェルビーンが行うことにより、組み込み機器メーカーや通信ソフトウェアメーカーなどに対し、ルータやファイアウォールなどの環境に左右されない設定フリーかつ安全な通信機能を、販売から開発まで一貫したワンストップソリューションとして提供するという。
なお、共同でのプロモーション活動の第1弾として、5月16〜19日に東京国際展示場で開催される「第10回 組込みシステム開発技術展」のウェルビーンブースにおいて、展示、デモンストレーション、講演などを行う予定。