東芝ソリューションは5月17日、人材管理ソフトの最新版「Generalist V5.02」の出荷開始を発表した。新たに人材育成機能と内部統制機能などを搭載している。
新たに搭載された人材育成用の機能「人材育成(Generalist/CM)」は、従業員の能力を「研修の受講履歴」「資格の取得履歴」「業務経験の実績」「社内外からの認定」という4要素でとらえ、スキルマップとして一元管理する。さらに、「研修ポータル機能」「推奨コース抽出機能」「資格・業務経験管理機能」や、さまざまな研修を組み合わせて単一カリキュラムとして管理する「ブレンディング・カリキュラム機能」を用意する。
東芝ソリューションでは、「社員は同一指標のなかで自分のスキルレベルを把握することができ、キャリアアッププランが描ける。管理者は人材スキルレベルの基準が分かり、部下への適切な指導が可能」としている。
また、金融商品取引法(日本版SOX法)向けの機能として、「監査ログ個人別出力機能」と「イベントメニューCSV出力機能」を搭載し、内部統制対応を支援する。そのほかには、処理の非同期実行や複数処理の一括実行により、運用効率の向上を図る。独自機能を追加するための開発ツール「GADT」も提供する。
東芝ソリューションでは、今後3年間に100億円の販売を見込む。