あなたに最適なOffice 2007のエディションはどれ?

文:Deb Shinder 翻訳校正:吉井美有 2007年05月22日 08時00分

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 Microsoftが提供するOffice 2007には8つのエディションが用意されている(編集部注:日本市場向けには7種類が用意されている)。これは柔軟性という観点で見れば望ましいことだが、エディション選択のプロセスは確実に複雑なものとなる。今回は、Deb ShinderがOffice 2007の価格体系を取り上げ、各エディションにどういったアプリケーションが搭載されているかを説明したうえで、さまざまなアプリケーションの機能や改良点をまとめている。さらに、特定エディションがサポートする高機能として統合ECM(Enterprise Content Management)と統合電子フォーム、そして高度なIRM(Information Rights Management)の3つを紹介している。

 Microsoft Officeの最新バージョンではまったく新しいインターフェースが採用され、文書やスプレッドシート、プレゼンテーションの体裁をより簡単に整えられるようなクールな機能が数多く盛り込まれただけではなく、データ保護に役立つセキュリティメカニズムも新たに組み込まれている。さらに、エディションの数が8つもあるのだ(数えてみてほしい)。これにより、購入における柔軟性が高まり、必要なもののみ購入できるようになっているものの、すべてのエディションを選択肢にして考えるのはややこしい作業となる可能性がある。そこで今回は、エディション間の違いを説明し(ヒント:搭載されているアプリケーションの違いというだけではない)、あなたの予算と生産性向上のニーズに合う最適なエディションを選択するために必要な情報を提供している。

エディションは8つもあれば十分(過ぎるほど)だ

 そうだろうか?最近わたしが自宅の前庭の造園作業を行った際には、望み通りの縁石を探すのに苦労した。好みの色の縁石はサイズが合わないとか、サイズが合う縁石は色が気に入らないとかいう具合に。そのため、Officeスイートの選択肢として8つのエディションが用意されていても、一部のエディションにしか含まれていないアプリケーションや機能を入手すれるために、今後利用しないものの分も含めて代金を支払わざるを得ないというケースも考えられる。とはいえ、Microsoftは多様なユーザー市場の典型的なニーズを分析し、できるだけ多くの人々のニーズを満たすべく努力してきた。また、必要なアプリケーションが、あなたにとって最適なエディションに含まれていないという場合でも、たいていはそれを別途購入することが可能である。エディションによっては入手不可能である、あるいはあなたのニーズに合わないことが明らかであるという理由で、あらかじめ検討対象から外せるものもあるだろう。

 8つのエディションとその価格を以下に挙げる(編集部注:一部のエディションは、日本で展開されているエディションとは名称が異なる。エディションの構成やそれぞれの販売形態などについて、詳しくは後述のマイクロソフトのウェブページを参照されたい)。

  • Microsoft Office Basic 2007:このエディションは小売販売が行われていないため、Officeの旧バージョンからアップグレードすることはできない。新しいコンピュータにプリインストールされたOEM版としてしか入手することができないのである。このエディションに含まれているのは基本的なアプリケーション、すなわちWord、Excel、Outlookのみである。
  • Microsoft Office Home and Student 2007:このエディションは、Office 2003のエディションの1つであったStudent and Teacherエディションに代わるものである。Office 2007のこのエディションは学校関係者だけではなく、ホームユーザーも購入できるようになっている。価格はOffice 2003の時と同じ149ドルであるが、Office 2003からのアップグレードはできない。このエディションに含まれているのはWord、Excel、PowerPoint、OneNoteである。
  • Microsoft Office Standard 2007:これは一般的な企業ユーザー向けのエディションであり、通常版の価格は399ドル、アップグレード版の価格は239ドルである。アップグレードはMicrosoft Worksバージョン6.0以上かMicrosoft Works Suite 2000以降、もしくはOffice 2000以降のプログラムまたはスイート(ただしStudent and Teacherエディションは除く)から可能である。このエディションに含まれているのはWord、Excel、PowerPoint、Outlookである。
  • Microsoft Office Small Business 2007:このエディションには、特に小規模企業に役立つプログラムが含まれている。通常版の価格は449ドル、アップグレード版の価格は279ドルである。アップグレードは、上記のOffice Standard 2007エディションの説明で列挙した製品から可能である。このエディションに含まれているのはWord、Excel、PowerPoint、Business Contact Manager付きのOutlook、Accounting Express、Publisherである。
  • Microsoft Office Professional 2007:これはより高度なニーズ、特にデータベースの構築とアクセスというニーズを持っている企業ユーザー向けのエディションである。通常版の価格は499ドル、アップグレード版の価格は329ドルである。アップグレードは、上記のOffice Standard 2007エディションの説明で列挙した製品から可能である。このエディションには、Small Business 2007エディションに含まれているすべてのアプリケーション(Word、Excel、PowerPoint、Business Contact Manager付きのOutlook、Accounting Express、Publisher)とともに、Microsoft Accessが含まれている。
  • Microsoft Office Ultimate 2007:名前が示唆しているように、このエディションには他のエディショよりも多くのアプリケーションと機能が含まれている。小売店で入手可能なエディションとしては最も高い価格となっており、通常版の価格は679ドル、アップグレード版の価格は539ドルもする。その代わり、キッチンシンクを除いたすべてのものが含まれているといってもよい。このエディションにはWord、Excel、PowerPoint、Access、Business Contact Manager付きのOutlook、Accounting Express、Publisher、Infopath、Groove、OneNoteが含まれている。また、統合ECM(Enterprise Content Management)や統合電子フォーム、Windows RMS(Rights Management Services)ネットワーク環境においてIRM(Information Rights Management)で保護されたファイルを作成する機能もサポートしている。
  • Microsoft Office Professional Plus 2007:このエディションは、大企業向けの機能のいくつかは必要であるものの、すべては必要ないという企業ユーザー向けである。ボリュームライセンス契約を通してのみ入手可能であり、アップグレード価格は適用されない。このエディションにはWord、Excel、PowerPoint、Access、Outlook(Business Contact Managerは付いていない)、Publisher、InfoPath、Office Communicator 2007が含まれている。また、統合ECMや統合電子フォーム、IRM/RMSをサポートしている。
  • Microsoft Office Enterprise 2007:これは、一般的な大企業ユーザー向けのエディションである。Professional Plus 2007エディションと同様、ボリュームライセンス契約を通してのみ入手可能であり、アップグレード価格は適用されない。このエディションにはWord、Excel、PowerPoint、Access、Outlook、Publisher、InfoPath、Groove、OneNote、Office Communicator 2007が含まれている。また、統合ECMや統合電子フォーム、IRM/RMSをサポートしている。
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