サイレックス・テクノロジーは5月21日、「IPv6-IPv4コンバータ」を6月下旬に出荷すると発表した。税別価格は2万7800円。
同製品は、IPv4でしか通信できないネットワーク機器を、プロトコル変換技術により、IPv6のネットワークで利用できるようにするもの。ゲートウェイとして利用できるため、IPv6/IPv4が混在した環境でも従来の機器をそのまま利用できるようになる。
同社では、IPv6の普及が2007年後半から拡大すると見ており、プリンタメーカー系販社や官公庁向けシステムインテグレーターを主な販売対象として営業活動を展開する。
IPv4においてアドレスが枯渇する可能性が懸念され、広いアドレス空間に基づいた次世代のネットワークプロトコルとしてIPv6は制定されている。しかしIPv4アドレスとIPv6アドレスに互換性がないために、IPv6への移行は妨げられることが多い。