サン・マイクロシステムズは5月24日、低価格なストレージ「Sun StorageTek 2500」シリーズの販売活動を開始した。
同シリーズは、「Sun StorageTek 2540 FC」と「Sun StorageTek 2530 SAS」、および2500シリーズ専用の拡張トレイである「Sun StorageTek 2501」から構成される。
アーキテクチャは、Sun StorageTek 6000シリーズと同一のものを採用。同梱の無償管理ソフトウエアであるSun StorageTek Common Storage Manager(CAM)もSun StorageTek 6000シリーズの管理ソフトウエアと同じ製品で、管理面も共通化した。
2500シリーズは、停電時での内蔵バッテリによる72時間までのキャッシュデータのバックアップ、冗長化された主要なコンポーネントの活性保守、オンラインでのボリュームや容量の拡張などの機能によってミッドレンジクラスと同等の高い可用性を備えている。
また、ラックスペース2Uのトレイあたり最大12のSAS HDDを搭載でき、容量はトレイあたり最大3600Gバイト、アレイとしては最大10.8テラバイトまで搭載可能となっている。スペース効率が高いため、多数のサーバと同じラックにストレージを搭載する場合、有利としている。
価格は、2540 FCが127万円から、2530 SASが103万4000円から、2501が78万円から。7月上旬に出荷する予定だ。