NEC、SpikeSource中心にOSSソリューション事業強化

大野晋一(編集部)

2007-05-30 17:11

 NECは30日、「SpikeSourceコアスタック」(SSCS)のソリューション提供によるオープンソースソフトウェア関連事業の強化を発表した。SSCSは、2006年10月に発表されたNECとSpikeSourceの提携に基づき、同年12月より販売が開始されているオープンソースソフトウェアの組み合わせ。NECによる動作検証が特徴となっている。

 今回の発表はこれをさらに拡張、新たに開始される「Certificationプログラム」を通じて、オープンソースおよび商用のビジネスアプリケーションと相互運用の検証とその結果の公表を行う。現在、ケアブレインズの販売するSugarCRMおよび、NECソフトウェア東北のU・NEO、CommunityBaseが認定されており、今後MovableTypeやOpenPNEといった製品を対象にした検証も進める。

 販売促進や技術面でのサービス・サポートを行うパートナー制度も開始、エコシステムの確立を目指す。また、IDCやサービスプロバイダを対象にしたサービス基盤提供も行う。これにより、SSCSを活用したサービス提供を促進する。NECビッグローブではこれを利用し、BIGLOBE専用サーバサービスでSpikeSourceコアスタックを6月から提供予定。

 NECでは、周辺サービスやハードウェアの売り上げを含めて3年間で200億円の売り上げを見込む。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    量子コンピューターの実用化がもたらす脅威とは?既存の暗号資産を守る“4つのステップ”を徹底解説

  2. セキュリティ

    攻撃者がクラウドを標的にする仕組みとは? CrowdStrikeのレポートから考察する

  3. 経営

    「作って終わり」のマニュアルを「活用される」マニュアルにするためには?

  4. セキュリティ

    脱「PPAP」で考える、重要なファイルを安全に送付・共有する最適解とは?

  5. コミュニケーション

    Slack 導入事例集 2023:伊藤忠テクノソリューションズはいかに営業チームを1つにまとめたのか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]