NECビッグローブは5月31日、企業サイト向けに、Googleの検索アプライアンスを使ったサイト内検索システムの導入を支援する「サーチプラットフォームサービス」を開始した。検索アプライアンスの導入や運用に加え、分析用レポートの作成などをまとめて代行する。
サーチプラットフォームサービスでは、Googleの検索アプライアンスについて専門知識を持たない企業に向け、導入に必要な初期設定、パッチ適用、検索精度向上のための調整を実施する。任意のキーワードと商品ページを関連付けて検索結果に表示させるキーマッチ設定や、検索キーワードに類似した語句を関連付けて登録する関連クエリ設定などを行う。また企業サイトのデザインに合わせた検索結果画面のカスタマイズも手がける。
これに加え検索キーワードと検索結果の関係や、ユーザーの利用動向に関するレポートを作成する。レポートの分析結果をもとにキーマッチ設定や関連クエリ設定を見直したり、サイト内のリンク構造に不備がないかなどを確認できる。
システム構成は冗長化を図り、導入企業ごとに検索アプライアンスを2台用意して、メンテナンス時や障害発生時にも稼動に問題が起きないようにする。また外部から攻撃に備え、NECビッグローブが安全対策を施した専用サーバをインターネットとの接続点に置く。
サービスの初期費用は100万円、月額費用は40万円から。NECビッグローブでは初年度100社への導入を目指す。