NEC、IP電話やLANのシステムを機器、回線ごと提供する従量課金サービス

ニューズフロント

2007-06-07 16:39

 NECは6月7日、LANやIP電話といった社内ネットワークのシステム、機器、回線を従量課金方式で一括提供する「オンデマンド型ネットワークサービス」を開始した。導入企業は通信設備を資産として保有する必要がなく、組織再編やM&Aといった経営変化に合わせて、社内ネットワークを柔軟に変更できるという。

 オンデマンド型ネットワークサービスでは、顧客の需要にあわせ「事業所内LAN」「事業所間WAN」「企業内電話」の3プランを用意する。事業所内LANでは、NECが顧客企業のオフィスにLANを構築し、LANポート単位で従量課金する。事業所間WANでは、事業所の収容回線単位、収容チャネル単位、または端末1台単位の従量課金でサービスを提供する。

 企業内電話はNECのデータセンターにSIP対応テレフォニーサーバを設置し、事業所間WAN、事業所内LANを組み合わせてIPセントレックスシステムを構築する。電話機1台単位で従量課金する。いずれもネットワークインフラシステムの設計、構築に加え、ルータやスイッチといった機器のレンタルと保守、サービスデスクの提供、システム障害の監視を手がける。第1号顧客としてオムロンが導入を決めた。NECは今後3年間で30社への導入を目指す。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Google Chrome Enterprise が実現するゼロトラスト セキュリティの最新実情

  2. セキュリティ

    ブラウザの可能性を Google Chrome Enterprise で追究、セキュリティ実現には?

  3. ビジネスアプリケーション

    NTTグループが17万ユーザーの決裁システムを抜本的に改革、プロジェクトの鍵を握るサービスとは

  4. ビジネスアプリケーション

    データリーダーが知っておくべき、AI活用の投資対効果を高める「実効性のある戦略策定」の進め方

  5. モバイル

    目前の「Windows 10」サポート終了、「Windows 11」への移行負担を解消する最適解とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]