ネットワールドとアイベクスは6月12日、ターミナルサービス用サーバ「Citrix Presentation Server 4.5」に接続した端末の操作を記録できるソフト製品の最新版「Meta Logger Ver 1.3」の販売を開始した。
Meta Loggerは、Citrix Presentation Serverで構築したサーバベースコンピューティング(SBC)環境のクライアント操作を記録するためのツール。クライアントでのアプリケーション起動やファイル保存、文書印刷、ウェブアクセス、クリップボード操作、メール送受信などを記録し、不正操作の抑止や、内部統制の確立を支援する。
最新版は、Citrix Presentation Server 4.5に対応したほか、旧版よりも詳細な情報取得を可能にしたという。たとえば、メール送受信ログで送信時のBccアドレスが取得可能となり、ネットワールドらは「メール利用の情報漏えいへの抑止効果が向上する」としている。操作対象ウィンドウのタイトル情報が増え、別名保存などのファイル名特定が容易になった。また、クリップボードからのペースト操作も記録できる。
管理および運用面では、記録イベント選択機能の拡充、SQL ServerとMeta Logger間の通信暗号化と通信障害時の自動復旧対応などの強化を施した。
税別価格は、インストール用メディアキットが5000円、1ユーザー当たりのアカウントライセンスが9000円、1接続当たりの同時接続数ライセンスが1万7000円となる。