センドメール、メッセージストア用パッケージ「MailCENTER 3.0 日本語版」

CNET Japan Staff

2007-06-15 10:26

 センドメールは、メッセージストア用の新しいパッケージ「MailCENTER 3.0 日本語版」の販売を6月18日から開始する。

 MailCENTER 3.0は、メッセージ配送サーバにPOP/IMAPサーバと専用データベースによるメールストアを統合したメッセージストアサーバ「Mailcenter Store」とLDAPサーバ「Sendmail Directory」を組み合わせたパッケージ。LDAPベースの集中管理構成を実現し、日本語GUI画面でシステム全体を管理して「Sendmail Directory」のユーザー属性に基づく配信を可能にする。

 また、メールの送信者、宛先、件名、サイズ、時間などの条件により、保存、転送、通知、削除、自動返信などのフィルタリング処理を、ユーザー/ドメイン/サイトごとに設定可能にするメールフィルタリング管理機能「Message Organizer」を新規搭載した。Message Organizerは、サーバ用のフィルタでありながら、管理者だけでなく、各クライアントが各種フィルタリングを個別に設定できる。

 さらにMailCENTER 3.0は、IMAPのスケーラビリティも向上させている。

 サーバ側でメールを保存して管理するIMAPは、POPに比べてサーバ負荷が高くなるが、昨今は、スパムメールの増加や添付ファイルの増加などにより、数・容量のメールボリュームが増大しているため、さらに高いパフォーマンスが要求される。

 モバイル環境、ブロードバンド環境が充実する一方で、モバイルPCの紛失による情報漏洩防止、メールアーカイブなど、コンプライアンスやセキュリティの観点からIMAPの利用が増加している。

 この市場ニーズに対応するため、MailCENTER 3.0では、数百万ユーザーの大規模システムにおいても、十分なパフォーマンスを提供できるように改良されているという。

 価格はオープン。初年度3億6000万円の販売を目指す。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2025年はクラウドを標的にする攻撃が増加!?調査レポートに見る、今後警戒すべき攻撃トレンド

  2. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. 経営

    プロが教える“使える業務マニュアル”--作成・運用を実現する3つのポイント

  5. セキュリティ

    Microsoft Copilot for Security--DXをまい進する三井物産が選んだ理由

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]