ソースネクストは7月9日、はがき作成ソフト「筆王ZERO」を2007年9月7日に4980円で発売すると発表した。
「筆王ZERO」は、同社が2006年7月に発売したウイルス対策ソフト「ウイルスセキュリティZERO」、2007年6月29日に発売した携帯電話メモリ編集ソフト「携快電話ZERO」に続く「ZERO」シリーズの第3弾となる。
ソースネクスト、代表取締役社長の松田憲幸氏は、ZEROシリーズの第1弾となった「ウイルスセキュリティZERO」のユーザー数が2007年7月現在で370万人となり、セキュリティソフトパッケージのベンダー別本数シェアにおいて、当初の目標としていた35%を6月の段階で突破したことを報告した。
今回発表された「筆王ZERO」は、前出の2製品と同様、マイクロソフトによるWindowsの公式サポート期間中(Windows Vistaであれば2017年まで)であれば、データアップデートおよびバージョンアップを無料で受けられる。筆王ZEROにおいては、イラストデータ、郵便番号、電話番号辞書、フォントなどがネットを通じて無料で更新できる。
松田氏は、同社が行ったアンケートに基づいて、はがき作成ソフトのマーケットは約3000万世帯あると試算。一方で、年間に売れているパッケージソフトは約100万本であると指摘した。同社が行ったユーザーアンケートによる「はがき作成ソフトを買い換える(バージョンアップする)理由」としては、「新しい干支のイラスト・素材が欲しい」が67.0%、「市町村合併などの新しい住所データが欲しい」が33.8%と高い割合を占めたとし、これらの更新が無料で行える筆王ZEROは、「パッケージソフトの市場をさらに拡大するもの」(松田氏)であるとした。
ソースネクストでは、今後もZEROシリーズの製品ジャンルを拡大し、同シリーズで年間100億円の売上を目指すという。