約9カ月間にわたってベータテストが進められてきた「Oracle Database 11g」が、米国時間7月11日午前に発表されることになった。
Oracle 11gには、データ圧縮、データリカバリ技術「フラッシュバック」、アプリケーションのオンラインアップグレードなど、ベータ版に搭載されていた多数の機能がそのまま搭載される見通しだ。
The Wall Street Journal紙の報道によると、アップグレードまで4年を要した11gだが、Oracleの顧客は今の10gをなかなか最新版にアップグレードしないのではないかという。
オープンソースデータベースベンダー各社との競争が激化するなか、Oracleは11gに自社開発のオープンソースを追加すると見られている。Oracleは2006年にオープンソースデータベースベンダーのSleepycat Softwareを買収しており、同社の技術を複数の自社アプリケーションに組み込む計画があった。
同データベースは、市場が成熟し、OracleもFusion Middlewareや各種アプリケーションからなるソフトウェアスタックへの主力ビジネスの活用を目指すなかでの登場となる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ