マイクロソフトは7月14日、同社が特別協賛した少年サッカーおよびラグビー大会である「Microsoft Cup」における取り組みを、開催地である菅平高原国際リゾートセンター(長野県上田市)で紹介した。サッカー大会は156チーム、少年ラグビー大会は8チームが参加している。
今回、同社が協賛したのは、ベースボール・マガジン社の主催による「第20回 サッカーマガジン Microsoft CUP 少年大会2007」および関東ラグビーフットボール協会が主催し、ベースボール・マガジン社が共催する「ラグビーマガジン Microsoft CUP 関東ミニ・ラグビー交流大会2007」の2つの大会。
同大会は当初、14日〜16日までの3日間で開催される予定だったが、台風4号の上陸により15日までの2日間に短縮され、さらにラグビー大会は11月に延期されている。
マイクロソフトは大会期間中、同社が運営するIT体験キャラバンバス「マイクロソフト号」とキャラバンテントをインフォメーションセンターとして菅平高原国際リゾートセンターに設置。Microsoft Windows Vistaを搭載したPCにより、各会場の試合結果を参照したり、デジタルカメラで撮影した写真を印刷できるサービスを、大会に参加している親子向けに提供した。
インフォメーションセンターであるキャラバンテントは、17台のNEC製PC、8台のエプソン製プリンタ、2台のコニカミノルタ製デジタル複合機で構成。ネットワーク環境として、3回線のADSLを今大会のために施設した。また、Xbox 360によるサッカーゲームの体験コーナーも設置。子どもたちの人気を集めていた。
試合結果の登録には、マイスターが開発したMicrosoft Visio専用アプリケーション「Visco for Soccer」を採用。これまで紙で管理されていたスコアブックをデジタル化し、インターネットを通じて、容易に配信できる仕組みを実現した。なお、同大会の監督賞として、Visco for Soccerが搭載されたPCが提供されている。
マイクロソフト 執行役専務 デジタルライフスタイル推進・OEM担当、眞柄泰利氏は、「これまで中小企業を中心としたビジネスユーザーや、主婦、障害者、高齢者などのコンシューマユーザー、教育機関、地方公共団体などを対象にIT実践キャラバンを実施してきた。今後も要望があれば、サッカー大会、ラグビー大会をはじめ、さまざまな大会で、子どもたちにふれあいの場を提供していきたい」と話している。
2006年12月にスタートしたIT実践キャラバンは、2007年6月末現在で日本全国33都道府県で102回開催し、1万3672人が参加している。2008年6月末までの期間で、200個所で開催、3000人の参加を見込んでいる。同キャラバンは、マイクロソフトが推進する全国IT推進化計画の一環となるもの。各地域の企業や公的団体、教育機関などとの連携により、ビジネスの機会を拡大すると共に、地域に密着した取り組みを展開している。