F5ネットワークスジャパンは8月1日、Webサービスおよびアプリケーションのパフォーマンスを向上させる統合ソリューション「BIG-IP WebAccelerator」製品の最新版を発表した。SSL(Secure Socket Layer)暗号化を介したリモートダウンロードやアプリケーションアクセスの遅延などの問題に対応する。
新しいBIG-IP WebAcceleratorは、BIG-IP Local Traffic Manager(LTM)上のモジュールとしてだけでなく、F5の新しい4500プラットフォーム上でスタンドアロンシステムとしても提供される。BIG-IP WebAcceleratorにより、「ウェブアプリケーションは200%から1000%高速化する」(F5)という。
BIG-IP WebAcceleratorは、ニーズに合わせて対向型および非対向型アクセラレーションの組み合わせを選択できる。対向型でSSLアクセラレーションを配置すれば、SSLトランザクションの負荷はSSLハードウェアに分散されるほか、FIPSやクライアント証明書などのSSL機能もサポートする。
BIG-IP WebAcceleratorは、9月より発売開始する。価格は、LTMに搭載可能なBIG-IP WebAcceleratorモジュールの価格はこれまでと同じ300万円(税抜き)で、スタンドアロンのBIG-IP WebAccelerator 4500は990万円(税抜き)を予定している。