Vista新機能「Windows SideShow」、対応ソフトの開発コンテストが開催

永井美智子(編集部)

2007-08-06 20:06

 マイクロソフトの新OS、Windows Vistaの新機能の1つである「Windows SideShow」。この機能を使った新たなサービスを発掘するべく、フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンがコンテストを開始する。

 Windows SideShowは、Vista PC内の情報を別のデバイスやディスプレイで表示できる機能だ。Vista PCの電源が入っていない場合でも、電子メールのメッセージを読んだり、PC内に保存した写真などを閲覧したりできる。この機能を採用した機器としては、ASUSのノートPC「W5Fe」がある。W5FeではPCを閉じた状態のときに、サブディスプレイで音楽再生やミニゲーム、メールの閲覧などができるようになっている。

 フリースケールはコンテストを開催し、SideShow機能を使った面白いソフトウェアを募集する。これにより、SideShow機能の認知度向上を図り、ひいては自社の半導体を搭載したSideShow対応端末を普及させたい考えだ。

MXSDVK フリースケールのSideShow対応ソフト開発キット「MXSDVK」

 フリースケールの登録サイトにて、8月1日から10月31日まで募集する。SideShowのソフトウェア開発キット(SDK)はマイクロソフトのサイトで無償配布されており、誰でも利用可能だ。ただしコンテストに応募するには、SideShow対応ソフトを実際に動かせるフリースケールの開発キット「MXSDVK」を購入する必要がある。MXSDVKの価格は通常約6万円だが、コンテスト応募者には1万5450円で提供するという。台数は限定50台となる。このほか、フリースケールの会員制サイトではSideShow対応ソフトウェアの作り方をまとめた文書がダウンロードできる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]