日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト、小野功社長)とビジネス ブレイン太田昭和(BBS、木村幸弘社長)は8月6日、業種に特化した業務テン プレートでパッケージ導入よりも高い業務適合性を実現する販売管理と財務・ 管理会計の統合ソリューション「Fit-ONE」を開発し、第1弾として、専門商社 向けの業務テンプレートの提供を開始した。
「Fit-ONE」は、コンサルティングと業務テンプレートを組み合わせたソリ ューション。導入の最初にコンサルティングフェーズを設け、現状の業務整理、 課題の明確化した後、システム導入に進むことで投資対効果を最大限にする。 コンサルティングフェーズはBBSが提供する。
開発フェーズでは、「業務テンプレート型開発」の手法を採用し、あらかじ め業種業務に合わせたテンプレートを用意し、現状分析から要件定義までの上 流工程の作業を効率化する。スクラッチ開発並みの業務適合性を実現させなが らパッケージ並みの導入期間でシステムを構築でき、コスト削減が可能。カス タマイズにも柔軟に対応し、中堅企業の強みの源泉となっている業務プロセス をシステム化できる。今後は、組立製造業や食品製造業向けに業務テンプレー トを拡充する予定。
また日立ソフトでは、産業向け基幹業務統合ソリューションを立ち上げる。 ソリューションは、すでに提供している組立製造業向け生産管理ソリューショ ン「ECObjects」と「Fit-ONE」で構成。おもに、今後IT投資の伸びが予想され ている中堅企業をターゲットとして、業務テンプレートによる効率化・コスト ダウンを実現する。セールスフォース・ドットコムが提供するオンデマンド CRMアプリケーション「Salesforce」との連携も可能。