ディアイティは8月8日、「CyberGuardファイアウォール」の後継機種である「Sidewinder7.0」を8月10日より発売すると発表した。
CyberGuardファイアウォールは、独自のOSを搭載するファイアウォールアプライアンス。新たに発売される「Sidewinder7.0」は、同製品のコンセプトを引き継ぎ、新たにサイトの信頼度と評判を提供するレピュテーション(格付け)技術「TrustedSource」を組み込んだファイアウォールアプライアンス。
TrustedSource機能を利用することにより、世界中に1万台近く設置された同機能搭載機から収集したセキュリティ上のリスク情報を自動的にデータベースに取り込むことができるため、即時に事前予防対策を実現できるUTM(統合脅威管理機器)として機能する。
Sidewinder7.0ではこのほか、強制アクセス制御、特権分離などのセキュアOS機能を特許技術であるTypeEnforcementで実現している。また、ステイトフルインスペクションとアプリケーションレベルゲートウェイの併用が可能なハイブリット方式を採用する。外向けと内向けの分離された2つのDNSを標準搭載し、High Availability機能も標準搭載している。
本体には、メモリやCPUの増設が可能な新型の筐体を採用しており、企業規模に応じて選択できる7種類のラインアップが用意される。オプションとして、TrustedSource機能やIPS機能、アンチウイルス機能、アンチスパム機能などを追加可能だ。なお、24時間365日のオンサイトハードウェア修理サービスも標準サービスとして提供される。ディアイティでは、政府機関や金融機関、一般企業をターゲットに初年度2億円の販売を見込んでいる。