NECソフト(国嶋矩彦社長)は8月20日、紙媒体からの情報漏えいを防止し、 印刷環境の向上を支援する印刷管理システム「プリント監視官」を発売した。
印刷環境における各種リスクへの事前事後対策を支援し、信頼性を高めると ともに、印刷環境の利便性を向上できる。また、TCP/IPネットワーク接続の ページプリンタ全般が管理対象となり、違うメーカーや機種が混在するマルチ ベンダー印刷環境でもシステムを運用できる。
システムを導入すると、誰が/いつ/どのプリンタで/何を/何枚印刷した のかの「印刷履歴」を蓄積でき、印刷行為が追跡可能になる。また、上限枚数 /ファイル名/拡張子/時間帯など特定条件に応じた印刷制限を設定でき、紙 資源を節約できる。さらに、印刷者情報をテキスト/QRコードなどで自動刻印 でき、重要文書の放置を心理的に抑制することも可能になる。
プリンタ別/ユーザー別/部門別などの実績集計をWebブラウザで閲覧可能 で、負荷分散印刷/印刷繁忙期に空いているプリンタを自動判別し印刷するこ ともでき、トナーが少なくなったときに指定宛先へ電子メールを自動配信する 「消耗品枯渇通知」も装備する。このほか、オプションで専用プリンタドライ バとビューアで多彩な加工を可能にする「文書の蓄積/加工」機能も備える。
税別価格は50ユーザーライセンスで70万円から。今後2年間に1万ユーザーラ イセンスの販売と、SIおよび保守を含めて約1億円の売上を見込む。