トレンドマイクロは9月12日、Third Brigadeとの間に不正侵入対策技術の使用許諾契約を締結したことを発表した。これによりトレンドマイクロは、Third Brigadeの不正侵入対策技術を企業向け総合セキュリティソフトウェア「ウイルスバスター コーポレートエディション8.0」のプラグインとしてユーザー向けに提供していく予定だ。なお、日本市場における展開は現時点では未定。
Third Brigadeは、カナダ・オタワを拠点としてホストベースの不正侵入防止システムの開発と提供に特化したセキュリティベンダー。トレンドマイクロは、Third Brigadeが自社製品に実装している「Advanced Firewall」と「Deep Packet Inspection」の2つの技術の供与を受け、ファイアウォール機能を強化するとともに、不正パケットの侵入防止機能を製品に実装する。
トレンドマイクロが従来から提供しているウイルス・スパイウェア対策と新たに提供されるこれらの不正侵入対策技術が組み合わされることにより、企業において対策が急務となっているウェブからの脅威や、企業のネットワークへの不正なアクセスに対し能動的な対策が可能になるとしている。