9月17日、Borlandの開発ツール部門であるCodeGearは、Ruby on Rails向けの新しい統合開発環境(IDE)「3rdRail」の発売を開始することを発表した。
3rdRailは、Ruby on Railsに特化したIDE。主な機能としては、メソッド補完、パラメータ補完、構文チェックなどのコード補完機能や、Railsに特化したリファクタリング機能、Railsのジェネレータを拡張したウィザード機能などが搭載されている。また、JavaScriptのデバッガやDOMの検査機能、リクエストモニタなどのウェブ開発ツールも含まれている。
特に、コード補完機能については、単純に数百の項目をポップアップリストに表示するのではなく、開発者が何をしているのかという文脈を理解し、慣例とセマンティックスに基づいて、その候補を予測することが可能であるとしている。また、ランタイム時に動的に生成されるようなメソッドであっても候補として表示するような高度な機能を有しているとしている。
今回発売されるのは英語版。対応OSはMac OS X、WindowsおよびLinux。価格はキャンペーン価格で3万6千円で、1年間のメンテナンスアップデートが含まれる。