6日、Hinemosプロジェクトは多数の対象を効率的かつ統合的に管理するツール「Hinemos ver.2.3.0」をリリースした。ライセンスは、GNU General Public License (GPL)である。
Hinemosは、複数のコンピュータを単一のコンピュータのようなイメージで運用管理することを可能にする、オープンソースソフトウェア。最大の特徴は、ユーザーが運用目的ごとにコンピュータをグループ登録し、グループに対して監視管理、ジョブ管理、性能管理、一括制御を行う機能を備えていること。
Hinemos ver.2.3.0での変更点は、以下のとおり。
- Windowsの機能強化
- リソース監視機能にて、Linuxで実現できている監視項目の監視機能を提供
- 性能管理機能にて、Linuxで実現できている監視項目のグラフ描画機能を提供
- ログ転送エージェントのWindows対応
- インストーラーの改良
- 機能追加
- ノード情報登録の容易化(SNMPポーリングによるノード情報自動取得)
- SNMP文字列監視、SNMPポーリングで取得した文字列に対して文字列マッチングによる監視を提供
- ディスク容量の監視を実現(リソース監視機能、性能管理機能)
- 機能改善
- リポジトリ未登録ノードからのログ、SNMPトラップを受信した場合にもイベント出力が可能
- DB未登録のSNMPトラップを受信した場合にもイベント出力が可能
- SNMPポーリングによる値取得で、バージョン、コミュニティ名、ポート番号の指定が可能
- 性能改善
- ping監視機能、実行速度向上
- 監視管理機能、ビュー表示の時間短縮