画像投稿プログラム「updir.php」にクロスサイトの脆弱性--JVNなどで警告

吉澤亨史

2007-11-09 19:40

 有限責任中間法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月9日、UPDIR.NET製のフリーウェア画像投稿プログラム「updir.php」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が確認されたとして関連情報を公開した。この脆弱性は、updir.phpのバージョン2.03とそれ以前のバージョンで影響を受ける。

 updir.phpは、画像ファイルなどをウェブサーバ上で公開・管理するためのソフト。updir.phpをサーバに設置することで、ユーザーは画像ファイルなどをウェブサーバにアップロードしたり、アップロードしたファイルの公開・管理をすることができる。

 脆弱性は、updir.phpの全文検索機能、ファイルのアップロード機能に存在する。この問題が悪用されると、利用者のブラウザ上で、その利用者の意図しないスクリプトが実行されてしまう可能性がある。

 UPDIR.NETでは、この脆弱性を修正したバージョン2.04をリリースしており、JPCERT/CCとUPDIR.NETでは、最新版のプログラムにアップデートするよう呼びかけている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]