有限責任中間法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月9日、UPDIR.NET製のフリーウェア画像投稿プログラム「updir.php」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が確認されたとして関連情報を公開した。この脆弱性は、updir.phpのバージョン2.03とそれ以前のバージョンで影響を受ける。
updir.phpは、画像ファイルなどをウェブサーバ上で公開・管理するためのソフト。updir.phpをサーバに設置することで、ユーザーは画像ファイルなどをウェブサーバにアップロードしたり、アップロードしたファイルの公開・管理をすることができる。
脆弱性は、updir.phpの全文検索機能、ファイルのアップロード機能に存在する。この問題が悪用されると、利用者のブラウザ上で、その利用者の意図しないスクリプトが実行されてしまう可能性がある。
UPDIR.NETでは、この脆弱性を修正したバージョン2.04をリリースしており、JPCERT/CCとUPDIR.NETでは、最新版のプログラムにアップデートするよう呼びかけている。