Ruby.NETプロジェクトは11月20日、.NETプラットフォーム向けRubyコンパイラ「Ruby.NET 0.9」をリリースした。
Rubyは、まつもとひろゆき氏が中心となって開発を進めている国産の動的オブジェクト指向プログラミング言語。ウェブアプリケーションの開発を大幅に高速化することが可能なフレームワーク「Ruby on Rails」が登場してから、世界的にも注目を集めるようになった。
Ruby.NETは、そのRubyのソースコードを.NETプラットフォームで動作する中間コード(MSIL)に変換するコンパイラ。Rubyを.NET上で動作させることによって、C#のような他の.NET対応言語で作成したコンポーネントとの相互運用が可能になるほか、.NETプラットフォーム向けに開発されたさまざまな開発ツールを利用することが可能になるといったメリットがある。
なお、Ruby.NET 0.9を利用するには.NET Framework 2.0が必要となる。