Grisoft、Exploit Prevention Labsを買収

文:Robert Vamosi(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2007-12-07 11:42

 ウイルス対策およびインターネットセキュリティソフトウェア「AVG」を開発するGrisoftは現地時間12月5日、安全なウェブブラウジングを可能にするアプリケーション「LinkScanner」シリーズを開発するExploit Prevention Labsの買収を発表した。

 安全なネットサーフィンを支援する他のアプリケーションが、データベースに頼る傾向があるのに対して、LinkScannerは、ブラウザ上へページがダウンロードされる時に、そのページに悪意のあるソフトウェアが仕掛けられていないかを判断するテクノロジを使用する。

 CNET Reviewsのテストにおいて、他の「McAfee SiteAdvisor」などのアプリケーションが発見できなかった、ウェブページに加えられたばかりの変更を、LinkScannerは発見している。ただしLinkScannerにも限界があり、ホームページが詐欺的かどうかの判断を下すことはできない。LinkScannerは、ホームページに悪意のあるコンテンツが含まれていないかを判断するだけである。

 Grisoftは、同社サイト上で、Exploit Prevention Labsの製品を取り扱う予定である。Grisoftによると、Exploit Prevention Labsの18人の従業員は、Grisoftに加わることになる。Roger Thompson氏は最高研究責任者(Chief Research Officer:CRO)に、Greg Mosher氏はエンジニアリングバイスプレジデントに、Chris Weltzien氏は事業開発担当バイスプレジデントに就任する。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]