セキュアブレインは12月20日、クリスマスや年末年始のインターネット利用の注意喚起を実施した。ワンクリック詐欺やツークリック詐欺、フィッシング詐欺などの悪質なオンライン犯罪が急増しており、メールやインターネットの利用機会が増えるこの時期に被害の増加が予想されるとしている。
巧妙化するワンクリック・ツークリック詐欺
「ツークリック詐欺」は、Webサイトの画面を2回クリックしただけで登録したように見せかけ、不当な料金請求を行う手口のこと。現在では、ワンクリック詐欺の大半が、複数回クリックさせる仕組みを持つことから、回数に関係なく、クリックによって不当な料金請求画面が表示される詐欺手口のことを総称して「ワンクリック詐欺」と呼んでいる。
クリスマスや年末年始は、自宅でインターネットの利用機会が増えることから、悪質なWebサイトに遭遇する危険も増加する傾向にあるという。クリックしただけで、氏名や住所などの個人情報が知られることはない。セキュアブレインでは、「オンライン詐欺に遭わないための基本的な対策」として、下記7点の確認を勧めている。
- 不審なWebサイトにアクセスしないでください。
- Webサイトへのアクセスは、できるだけブラウザの「お気に入り」からアクセスしてください。
- Webサイト上で個人情報を入力する際は、鍵マークやサーバ証明書を確認し、Webサイトの安全性をよく確認してください。
- 電子メールのリンクを安易にクリックしないでください。
- ブラウザやOSの警告を無視しないでください。
- 最新のセキュリティパッチを適用し、脆弱性を解消してください。
- セキュリティソフトを正しく使ってください。