トレンドマイクロは12月21日、セキュリティアプライアンス「InterScan Gateway Security Appliance」(IGSA)向けに、「InterScan Gateway Security Appliance Critical Patch Build 1196」を公開した。IGSAを利用中のすべてのユーザーに適用を推奨している。
現在のIGSAは、ウイルスなどの各種パターンファイルをコンパクトフラッシュカード(CFカード)に保存する仕組みになっている。しかし、昨今のマルウェアの急増にともなうパターンファイル容量の増加によって、今後パターンファイルのすべてをCFカードへ格納する方式では、カードの容量をオーバーする可能性が出てきた。
そこで今回、トレンドマイクロはパターンファイルの一部を、現在のCFカードからハードディスクドライブに格納するように変更し、容量の急速な増大に備えるCritical Patchを公開した。
全ユーザーに対して早急に同モジュールを適用することが推奨されている。同社ではCFカードの容量は、2008年2月頃に限界に到達すると推測しており、2008年1月中の適用を勧めている。
Critical Patchは、「InterScan Gateway Security Appliance」で公開されている。